事例を共有してみませんか?[イベントレポート] HOC Vol.1(後編)
Healthcare Ops Connect Vol. 1 イベントレポートの後編です。
2017年8月26日、病院経営・運営に携わる人達が集まって、互いの運用ノウハウや成功体験を共有する勉強会 "Healthcare Ops Connect Vol. 1" を開催しました。
イベントレポートの前編・中編はこちらから↓
前編:http://www.healthcare-ops.org/posts/2858950
中編:http://www.healthcare-ops.org/posts/2874793
勉強会は2部構成
マクロ編
- テーマ「新しいテクノロジーをどう理解していくか」
ミクロ編
- テーマ:「病院や医療サービスに関わる実務者による、経営や運営の成功事例・ノウハウ」
本稿は、ミクロ編についてお伝えします。
Healthcare Ops Connect Vol. 1 イベントレポートの後編です。
前編・中編と読んでくださった方、ありがとうございます!
ミクロ編は、4病院からの熱気のこもった事例発表!
初めに登壇したのは、医療法人あかつき会 本部次長の髙﨑さん
https://collective-healthcare-ops.pubpub.org/pub/hatogaya-hp-case1
当たり前のことを当たり前にやるというのは、勇気が必要です。転職した先の組織で、当たり前の正論を発言し、改革していくのは、精神的にもタフなこと。
それを迷わず実行し結果を残した髙﨑さんのお話は、ミクロ編の事例1番手にふさわしく、会場を熱気に包みました。
次に登壇したのは、東京都済生会中央病院 医事課の染谷さん
3番目の登壇者は、NTT東日本関東病院 運営企画部 の野村さん
野村さんは、事例の発表前に、NTT関東病院の先進的な取り組みについてご共有いただきました。NTTながらではの通信事業との取り組み、AIを利用した転倒転落についての研究など、現地でないと聞けない貴重な話を聞くことができました。
事例は、「急性期病院における医療機器修理対応について」です。臨床工学技士のチームといかに連携しながら、院内の医療機器を故障に素早く対応する事例についてのご登壇でした。会場からの質問も多く飛び交い、一番盛り上がった事例発表でした。
野村さんの事例はこちらから↓
トリを飾ったのは、倉敷中央病院 経営企画部 兼 HQM推進センターの犬飼さん
犬飼さんは、「Rapid Response Systemの構築」についてご登壇くださいました。
「CPAに陥る前に起こるバイタルサインの不調が認められる」患者への対応について、チームとしてどう取り組むかについて、体制面・実績・感情面とあらゆる角度からお話いただきました。
発表の終盤には、本取り組みで経験した修羅場について触れられました。病院運営はロジカルだけでなく、精神的タフネスも兼ね備える必要があることを改めて認識することができました。
犬飼さんの事例について、修羅場の部分はカットして(笑)、以下に掲載しています。
https://collective-healthcare-ops.pubpub.org/pub/rapid-response-system
全体を通して
第一回目の開催だった"Healthcare Ops Connect"。
企画から、登壇者への打診、参加者への声掛け、会場準備、当日の発表、懇親会と、てんやわんやではありました。
「こういう医療を作っていきたい、未来はこうしていきたい」という前向きな会話が、各医療施設で当たり前になる世界を実現したいという思いを掲げ、「オペレーションの無理・無駄を少しでも減らし良くしていくことで、医療施設をより充実した職場していく」ことへ少しだけ近づけたと思っています。
第二回の開催を11月に予定しています。みなさまのご参加お待ちしています。
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